情報技術 / デザインソフトウェア
Canva:デザイン画像の差し替え検索
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業務課題
Canvaはテンプレートライブラリの品質を維持するため、既存の画像を別の画像に差し替える必要があった。外部のメディア提供企業との提携が終了すると、その企業のコンテンツを使ったテンプレートを探して更新する必要があり、多くの手作業が発生した。既存の推薦は人気やデザインの文脈も考慮するため、元の画像に十分似ていなかった。テキスト検索では、色調や被写体の配置といった視覚的な違いを十分に捉えられなかった。
使った技術とデータ
Canvaは画像を数値の配列で表す画像埋め込みを使い、元の画像に似た画像を探す検索システムを構築した。エンジニアとデザイナーが複数のモデルの検索結果を直接比較し、DINOv2を選んだ。画像の表現とメタデータを外部のベクトルデータベースに保存し、ライブラリの変更を反映するとともに、縦横比で検索結果を絞り込む。Template Assistantは差し替えが必要なメディアを示し、類似画像を8件提案する。デザイナーが画像を選び、人のレビューを経てテンプレートライブラリに再公開する流れにつなげる。提案が適切でなければ通常の検索を使える。
成果
Canvaは、記事の公開時点で検索システムが稼働していると述べた。専門のデザイナーが参加した初期の試験では、差し替え候補を使った場合、通常の検索と比べて画像を差し替える速度が4.5倍になったと説明した。写真では被写体や背景、全体的な雰囲気を保つ結果が良好だった一方、文字や記号、漫画や絵を含む画像では結果が弱かったと述べた。
限界と残る課題
4.5倍という値は初期の試験結果であり、参加人数と測定期間は公開されていない。実運用での差し替え総件数と平均時間短縮量も原文にはない。
出典
公開資料をまとめた事例です。ATF Works導入企業の成果ではありません。